Cursor 無料プランで何ができるか実測した — リクエスト上限・対応モデル・エージェント機能の実数値2026

「Cursor って無料で使えるの?」「Hobby プランで本当に開発できる?」「月何回まで使えるのか上限がわからない」——AIコードエディタ Cursor を試そうとして、無料プランの制限が見えなくて止まっている方は多いです。
答えから先に言います。Cursor Hobby プランの制限は月 2,000 回の Tab 補完と 50 回のプレミアムモデルリクエスト。この数字が自分のコーディング量に対して多いか少ないかを判断する材料を整理します。
この記事でわかること:
- Hobby プランで使える機能・使えない機能の全リスト(2026 年 6 月時点)
- Tab 補完 2,000 回・プレミアムリクエスト 50 回が実開発でどこまで持つか
- 制限を超えたときに何が起きるか
- 初回 2 週間の Pro 試用をどう活かすべきか
- Hobby で続けるか Pro に上げるかの判断軸
Hobby プランで使える・使えない機能一覧(2026年6月時点)
| 機能 | Hobby(無料) | Pro($20/月) |
|---|---|---|
| Tab 補完(インライン) | 月 2,000 回 | 無制限 |
| プレミアムモデル(Chat/Agent) | 月 50 回(遅い) | クレジット制(月 $20 分) |
| Composer 2 Auto | ❌ | ✅(専用プール・実質無制限) |
| Agents Window | ○(制限付き) | ✅(フル) |
| Auto モード(無制限) | ❌ | ✅ |
| MCP サーバー連携 | ❌ | ✅ |
| クラウドエージェント | ❌ | ✅ |
| 初回 Pro 試用 | ✅ 2 週間 | — |
Hobby は「Cursor を触ってみる」には十分ですが、Agents Window のフル活用・MCP 連携・Composer 2 Auto はすべて Pro 以上です。個人開発を本格化させるには早晩 Pro が必要になります。
Tab補完 2,000 回の実態
2,000 回は数字だけ見ると多く感じますが、実際のコーディングでは意外と早く消えます。
Tab 補完はインライン候補を 1 回 Accept するごとに 1 カウント。拒否した候補はノーカウントです。
1 日あたりの換算:
- 月 2,000 回 ÷ 22 営業日 ≈ 1 日 90 回
- 1 時間の集中コーディングで Tab を受け入れる回数は 30〜80 回が実感値(用途・ファイルサイズによる)
- 毎日 1〜2 時間コードを書く人なら 2 週間目前後で上限に達する計算
制限に達すると Tab 補完が停止し、そのままコーディングを続けるには Pro へのアップグレードが必要になります。月末リセットまで補完なし、という状態です。
プレミアムモデルリクエスト 50 回の実態
50 回は Chat または Agent モードで Claude Sonnet・GPT-5 など高性能モデルを使った回数のカウントです。「遅い(Slow)」と表記されているのは、ピーク時にキューに入ることがあるという意味で、品質は同じです。
50 回の実感値:
- 複雑な実装の相談 1 回 = 1 カウント
- リファクタリングをエージェントに丸投げ 1 タスク = 複数カウント(ファイル間をまたぐと消費増)
- 週に数回 Agent を使う開発者なら 2〜3 週間で枯渇するペース
50 回を使い切ると、プレミアムモデルが利用不可になります。旧来の低性能モデル(gpt-3.5 系)にフォールバックされるわけではなく、そもそもリクエストが通らない仕様に変わっているため注意が必要です。
Agents Window の「制限付き」とは
Cursor 3(2026 年 4 月)で導入された Agents Window は、Hobby プランでも試せます。ただし、エージェントが使えるプレミアムモデルリクエスト枠は上記の 50 回を共有しています。
Agents Window で 1 タスクを走らせると、複数のモデル呼び出しが発生するため、50 回の枠が通常の Chat より速く減ります。「Agents Window を使ってみたい」だけなら可能ですが、実用的に回すには Pro が前提です。
初回 2 週間 Pro 試用の使い方
Cursor に初めてサインアップすると、自動で 2 週間の Pro 試用が付きます。クレジットカード不要です。
この 2 週間で確認すべきことは 1 つ: 「Hobby の上限(1 日 90 回の Tab 補完・月 50 回のリクエスト)が自分の開発量に足りるか」。
試用期間中に Pro 相当の使い方で 1 週間コーディングし、Usage ダッシュボードで自分の月換算消費量を確認してください。$20 クレジットの何割を使ったかが見えます。
- 月 $5〜10 程度の消費量なら Hobby に戻って様子見
- 月 $15 以上を使うなら Pro 継続が費用対効果で有利
- 月 $20 を超えそうなら Pro+ も視野に
で、どう稼ぐ? — Hobby で試してから Pro の費用を回収する考え方
Cursor の月 $20 を「コスト」と見るか「投資」と見るかで判断が変わります。僕は Claude Code Max($100/月)と Cursor Pro($20/月)を併用しています。Cursor は「エディタ内の細かい修正と補完」、Claude Code は「ターミナルからの自動化・大規模生成」と棲み分けています。
Hobby プランで試してみて「補完が止まってストレスを感じた」「エージェントを使いかけて止まった」という体験を経てから Pro に上げると、$20 の価値が体感できます。逆に Hobby で補完が止まる前に月が終わっているなら、Hobby で十分です。
判断軸: 「月 $20 分の作業時間を AI 補助で削減できるか」。時給換算で Hobby → Pro の差がペイするかを計算して決めてください。
AI 開発ツール費を副業売上で回収したい場合、Hobby で使い勝手を確認 → 2 週間試用で消費量を計測 → Pro に上げて生産性向上 → 浮いた時間で収益化 という順番が最もリスクが低いです。いきなり Pro に課金して試すのは不要。Hobby と 2 週間試用を活かしきってから判断してください。
Pro へのアップグレード判断基準
以下のいずれかに当てはまったら Hobby を卒業するタイミングです:
- Tab 補完が月の 3 週目前後で切れる(= 月 1,500 回超の消費量)
- プレミアムリクエスト 50 回を 2 週間以内に使い切る(= 週 25 回超)
- MCP サーバー(Supabase MCP・GitHub MCP 等)を Cursor から呼びたい(Pro 以上必須)
- Agents Window を実務のメイン手段にしたい(50 回共有では足りない)
- Composer 2 Auto を使い放題にしたい(Hobby では使用不可)
逆に、週末だけコードを書く・メイン開発環境は別ツール(Claude Code 等)でCursor は補助的に使う、という使い方なら Hobby でも問題ありません。
まとめ
- Hobby プランの制限: Tab 補完 月 2,000 回 + プレミアムリクエスト 月 50 回(2026 年 6 月時点)
- Tab 補完は 1 日 1〜2 時間コーディングすると 2 週間前後で枯渇するペース
- プレミアムリクエストは Agent を実務で使うと 2〜3 週間で消える
- Agents Window は Hobby でも試せるが、プレミアムリクエスト枠を共有するため実用は難しい
- まず 2 週間の Pro 試用で自分の消費量を計測してから判断するのが最善
- Pro($20/月)への移行基準: 月 1,500 Tab 超 or 週 25 リクエスト超 or MCP・Composer 2 が必要になった時
Cursor のプラン全体の比較(料金・クレジット制の仕組み・Composer 2)については以下の記事を参照してください。