Claude Code MaxプランでAPIキーを設定すると二重課金になるリスク — 確認手順と即解除方法

Claude Code の Max プランを契約しているなら、ANTHROPIC_API_KEY の扱いには注意が必要です。
結論を先に言います。
Max プランの料金と API 従量課金は別の課金経路です。ANTHROPIC_API_KEY を環境変数に設定すると、Max プランの月額とは別に、使った分だけ API 料金が追加で発生します。
「Max を払ってるから使い放題」と思っていると、月末に予想外の請求が来る可能性があります。
この記事の前提(自分の状況)
- Claude Code Max プラン(5x)契約者
- GitHub Actions に
anthropics/claude-code-actionを導入しようとした - その過程で「MAX プラン外課金」という構造に気づいた(2026-05-14 の実装ログより)
この記事は、GitHub Actions での自動化設定中に自分で踏んだ落とし穴の記録です。
読者のよくある詰まり
こういう状況に心当たりはありませんか?
- GitHub Actions の設定で
ANTHROPIC_API_KEYをシークレットに登録した - Claude Code CLI を使うために環境変数に API キーを設定してある
- Max プランなので「制限内でどう使っても同じコスト」と思っていた
- Anthropic Console の Usage タブを最近確認していない
これは「それ俺だ」パターンです。
実際に起きたこと
GitHub Actions に anthropics/claude-code-action を導入しようとした際、このアクションは ANTHROPIC_API_KEY が必須 であることに気づきました。
anthropics/claude-code-action はインタラクティブな Claude Code セッション(Claude.ai の認証経由)ではなく、直接 Anthropic の API を呼び出します。つまり、Max プランのセッション枠とは 完全に別の課金経路です。
GitHub の Issue トラッカーでは、Max プランを持ちながら API キーも設定していたことで、月の請求が想定外に跳ね上がったという報告が複数上がっています(github.com/anthropics/claude-code/issues/37686)。
ポイントは、Max プランと API キー課金が 同時に稼働しても、Anthropic 側ではどちらも正規の利用として処理するという点です。「Max プランがあるから API は無料になる」という仕組みは存在しません。
原因分析
なぜこうなるのか、構造を整理します。
| 利用経路 | 認証 | 課金 |
|---|---|---|
| Claude Code CLI(インタラクティブ) | Claude.ai セッション | Max プランのセッション枠から消費 |
| ANTHROPIC_API_KEY 経由(API 直接) | API キー | 使ったトークン分だけ従量課金 |
| claude-code-action(GitHub Actions) | ANTHROPIC_API_KEY 必須 | 従量課金(Maxプランは無関係) |
Max プランは「Claude.ai のセッション経由で動く Claude Code」をカバーするものです。ANTHROPIC_API_KEY を直接使う場合は、Max プランの枠に関わらず、別途 API の従量料金が発生します。
両方設定していれば両方請求される——これが「二重課金」の実態です。
判断基準(今すぐ確認する3点)
1. ANTHROPIC_API_KEY を設定しているか確認する
# ローカル環境の確認
echo $ANTHROPIC_API_KEY
# .env ファイルの確認
grep -r "ANTHROPIC_API_KEY" ~/.zshrc ~/.bashrc ~/.bash_profile .env* 2>/dev/null
GitHub Actions を使っている場合は、リポジトリの Settings > Secrets and variables も確認してください。
2. Anthropic Console で使用量を確認する
console.anthropic.com → Usage タブ
ここで API 経由のトークン使用量と月次コストが確認できます。Max プランのみ使っていれば API コストは 0 のはずです。何か数字が出ていたら、意図せず API 経由で使用が発生していた可能性があります。
3. claude-code-action の代替設計を検討する
GitHub Actions で Claude Code を動かしたい場合、選択肢は以下の2つです:
A. API 課金前提で設計する(claude-code-action を使う)
- API 従量課金のコストを把握した上で、使用量を抑える設計にする
- ルーティンやスクリプト化で 1 回あたりのトークン使用量を計算しておく
- 意図的に「Max プランとは別コスト」として管理する
B. API キー不要のアーキテクチャに切り替える
- Claude Code のインタラクティブセッションで手動実行する
- API キーを使わないスクリプト設計(Supabase の Edge Functions 等で別管理する)
- 自動化は最小限に留め、API 課金が発生する箇所を明示的にコントロールする
どちらが正解というのは使い方によります。ただ、「Max プランを払ってるから API も無料」という誤解のまま運用するのだけは避けてください。
今日やること(3つ以内)
- Anthropic Console の Usage タブを開いて今月のAPI使用量を確認する(console.anthropic.com → Usage)
- ANTHROPIC_API_KEY が設定されている場所を全部リストアップする(ローカル環境変数・.env・GitHub Actions Secrets)
- 意図して使っていない場合は ANTHROPIC_API_KEY を削除し、Max プランのみで動かす設計に戻す
自分が気づいたのは claude-code-action の README を読んでいたとき。「ANTHROPIC_API_KEY required」と書いてあって、「あ、これ Max の枠外か」となりました。Max プランを持っていると「全部カバーされている」という感覚になりがちですが、API キー経由の利用は完全に別の話です。GitHub Actions で自動化を組む前に、コスト経路を整理しておくのが先でした。
まとめ
Claude Code Max プランと API キー課金は独立した2つの課金経路です。ANTHROPIC_API_KEY を設定した状態で API を呼び出すと、Max プランの月額に加えて API 従量料金が別途発生します。
特に GitHub Actions の claude-code-action を導入しようとしているなら、この構造を把握した上でコスト設計をしてください。
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