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Cline 料金 vs Cursor — VS Code ユーザーが「結局いくら?」を実計算した

ClineCursor料金比較VS Code個人開発AI開発ツール
Cline 料金 vs Cursor — VS Code ユーザーが「結局いくら?」を実計算した

結論:月タスク数で損益分岐がある

「Clineは無料」は正確ではない。VS Code拡張の本体は無料。でもAIのAPIコストは自分持ち。

使う前に計算しておかないと、月末に想定外の請求が来る。先に答えを出す:

月タスク数(目安)Cline BYOK月額Cursor Pro判断
〜15タスク$1〜8$20Cline が得
15〜40タスク$8〜22$20ほぼ同額、VS Code継続優先なら Cline
40〜70タスク$22〜40$20Cursor が安くなり始める
70タスク超$40〜$20Cursor の定額優位が出る

「1タスク」= コードベースに触るClineセッション1回(修正・質問・レビュー依頼など)。

この記事の前提

  • VS Codeをメインエディタとして使い続けたい本業エンジニア
  • 個人開発・副業で月10〜60タスク程度のペース
  • Claude APIを使う前提(他モデルに変えると料金が変わる)
  • Clineインストール経験は不問

Cline の料金の仕組み:BYOK とは何か

ClineはOSSのVS Code拡張。GitHub 60,000スター超で個人開発者を中心に広く使われている。拡張インストール自体は永久無料。

コストが発生するのは「AIに問い合わせた瞬間」だけ。Anthropic・OpenAI・Google等のAPIキーを自分で設定して、使用したトークン量を各プロバイダに支払う。これがBYOK(Bring Your Own Key)モデル。

Claude APIのトークン料金(2026年6月時点):

モデル入力(1Mトークン)出力(1Mトークン)
Claude Sonnet 4.5$3$15
Claude Haiku 4.5$0.80$4
Claude Opus 4$15$75

Sonnet 4.5が標準的な選択肢。Haiku 4.5はコスト重視の場合、Opusは高品質だが10倍以上の費用。

自分の月額を計算する

中規模タスク(コード修正1件、約8,000入力トークン+2,000出力トークン)をSonnet 4.5で実行した場合:

入力コスト: 8,000 / 1,000,000 × $3 = $0.024
出力コスト: 2,000 / 1,000,000 × $15 = $0.030
1タスクあたり: 約$0.05〜0.06

月額の計算式(Sonnet 4.5・中規模タスク基準):

月額 ≒ 月タスク数 × $0.06
月タスク数計算月額目安
10タスク10 × $0.06約$0.60(約¥90)
30タスク30 × $0.06約$1.80(約¥270)
100タスク100 × $0.06約$6(約¥900)
400タスク400 × $0.06約$24(約¥3,600)

注意:コストが跳ね上がるケース

  • 大きいコードベース:コンテキストに渡すファイル数が多いと入力トークンが倍以上になる
  • Plan/Actモードの往復:1セッションで複数回やり取りすると$0.20〜$0.50になることも
  • Opusに変えると:同じタスクが$0.50〜$1.00になる

最初の1週間はClineのサイドバーに表示される累計コストを毎日確認することを強く推奨する。

Cursor との構造比較

比較軸ClineCursor Pro
固定費$0$20/月
AIコスト使った分だけ(BYOK)月額に含まれる
エディタVS Code そのまま専用エディタへ移行が必要
Tab補完なしあり(強力)
VS Code拡張全て使える制限あり
コスト予測変動(月によって差が出る)固定(予算管理しやすい)

最大の差はTab補完。コーディング中に次の行を自動予測・補完してくれるCursorの機能は、慣れると体感速度が大きく変わる。ClineにTab補完は存在しない(コードエージェント特化の設計)。

VS Code を捨てるかで判断が一発で分かれる

ほとんどの場合、選択はこのフローで決まる:

VS Codeの設定・拡張・テーマを引き続き使いたい?
  └── YES → Cline一択
             (Cursorは独自エディタへの乗り換えが必要)
  └── NO(Cursorエディタに移行できる)
        └── 月30〜40タスクを超える見込みがある?
              └── YES → Cursor Pro(定額の方がコスト予測しやすい)
              └── NO → Clineの方が安い可能性が高い

「VS Codeを捨てたくない」派には、Clineがほぼ唯一の現実的な選択肢。ただしTab補完はあきらめる必要がある。

で、どう稼ぐ?

ClineかCursorかの選択は、AI開発ツール費の「回収」問題とセットで考える。

月$20(約¥3,000)の固定費を払うなら、それをペイできる個人開発の収益があるか。副業で月¥5万を目指すなら、ツール費用は収益の6%以下に抑えたい(経験則)。

  • 月収益 ¥3,000 未満:Clineのゼロ固定費からスタート。APIコストを見ながら判断
  • 月収益 ¥1〜3万:Clineで続けるか、Cursor切り替えでパフォーマンス向上を狙うか検討
  • 月収益 ¥5万超:Cursor Pro $20 は誤差。Tab補完の生産性向上優先

ツール費用を回収する仕組みが先。ツールに課金してから回収を考えるのは逆順。

今日やること(3つ)

  1. 現在の月タスク数を数える:先月、AIを使ってコード修正した回数の概算。Clineを使ってないならCursorを使った回数
  2. 損益分岐を自分の数字で確認:月タスク数 × $0.06 が $20を超えるか計算
  3. VS Code継続の意思を確認:Cursor移行に抵抗があるなら、まずClineを1週間試す(コスト上限を$5に設定してAnthropicダッシュボードで管理できる)

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