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Cline vs Cursor 料金比較 2026 — VS Code ユーザーが月額コストを実際に計算してみた

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Cline vs Cursor 料金比較 2026 — VS Code ユーザーが月額コストを実際に計算してみた

結論:副業ペースなら Cline が安いが、ヘビー利用なら Cursor のほうがシンプル

「Clineは無料って聞いたのに、APIコストが思ったより高かった」——VS Codeユーザーがよく陥るこの罠を、実際の計算で整理します。

先に答えを出すと:

  • 月10〜20タスク(週末副業ペース):Cline BYOK が月$5〜15で、Cursor Pro($20)より安くなる可能性あり
  • 月30〜60タスク(毎日1〜2時間ペース):Clineコストが$20〜60に近づき、Cursorと大差なくなる
  • 月60タスク超(フルタイム個人開発):Cline BYOK がCursorを上回り始め、Cursor Pro の定額優位が出る

ただし、コストだけが判断軸ではありません。「VS Codeを捨てるか」「Tab補完が必要か」「コスト予測を固定したいか」——この3点でほぼ決まります。

この記事でわかること:

  • Cline と Cursor の料金体系の本質的な違い
  • 使用パターン別の月額コスト実計算
  • 「ClineでもCursorでもない」という第3の選択肢
  • VS Code ユーザーがどちらを選ぶべかの判断フロー

Cline と Cursor の料金体系:根本的な違い

ClineとCursorは、同じ「AI搭載コーディングツール」でも料金の仕組みが根本から違います

ClineCursor
本体無料(VS Code 拡張、OSS)月$20〜(独自エディタ)
AIモデル費用自分でAPIを払う(BYOK)月額に含まれる
コスト変動使った分だけ変わる月額固定
VS Codeそのまま使える別エディタに移行
Tab補完なしあり(無制限)

Clineの実態:拡張機能自体はゼロ円ですが、AIモデル(Claude、GPT-4o等)のAPI料金を自分で支払います。使わなかった月は実質¥0、使い込んだ月は予想外の額になることも。

Cursorの実態:月$20(Pro)を払えば、Tab補完・チャット・エージェントが定額で使えます。ただし、VS Codeをやめて専用エディタに移行する必要があります。

月額コストの実計算(使用パターン別)

前提:Claude Sonnet 4.5 を使う場合

Cline で最もよく使われるのは Claude Sonnet 4.5です。

用途料金
入力(1Mトークン)$3
出力(1Mトークン)$15

1タスクの平均的なトークン消費(中程度の機能実装 = 入力50K + 出力10K)のコストは約$0.30(¥45)です。

パターン別シミュレーション

使い方月タスク数Cline 月額目安Cursor Pro
週末副業(週5時間程度)10〜20タスク$3〜15(¥450〜2,300)$20固定
平日1〜2時間の副業30〜50タスク$9〜45(¥1,350〜6,750)$20固定
フルタイム個人開発60〜100タスク$18〜90(¥2,700〜13,500)$20固定

週末副業ペースだとClineが安くなる可能性が高い。ただし、フルタイムで使い込むとClineのAPIコストがCursorを上回り始めます。

筆者はClaude Code(Claude Proサブスク、¥3,000/月固定)をメイン環境にしています。Cline + Claude APIの試算では、1日10〜15タスク程度の副業ペースでAPIコストが月$20〜40(¥3,000〜6,000)になる見込みです。Claude Proは月定額なので、タスク量が増えるほどサブスク型の優位性が出ます。本記事の数字はAPI公開料金から試算した推定値です。実際の使用量により変動します。

Cline の「隠れコスト」——見落としがちな3点

1. コードベースが大きいほどコストが跳ね上がる

Clineはタスク実行時にプロジェクト全体を読み込もうとします。コードベースが大きくなるほど入力トークン数が増加し、同じタスクでも月に使うAPIコストが増えていきます。

Next.js + Supabase + Stripe の中規模SaaSを1人で開発している場合、序盤(コードが少ない)と中盤(機能が増えた後)でタスクあたりのコストが1.5〜2倍になることがあります。

2. 失敗リトライでコストが重複する

Clineのエージェントモードは、失敗したタスクを自動でリトライします。リトライのたびにAPIコストが発生するため、難しいタスクに取り組むほど想定外の費用が出ます。

Cursorのクレジット制では自動でAutoモード(省コスト)に切り替わる仕組みがあり、コスト管理がやや容易です。

3. Cline Provider(app.cline.bot)は BYOK より割高

APIキーを自分で管理したくない場合に使える「Cline Provider」は、APIの実コストにマークアップが乗ります。「APIキー不要」の利便性とのトレードオフです。長期的に使うならBYOKのほうがコスト効率が出ます。

判断フロー:VS Code ユーザーはどちらを選ぶべきか

VS Code を捨てたくない?
├─ YES → Cline 一択(VS CodeはそのままでOK)
│         └─ 月20タスク以下? → BYOK で十分コスト安い
│              月30タスク以上? → APIコストが$20に近づく、Cursor検討も
└─ NO(乗り換えOK)
          ├─ Tab補完を日常的に使いたい → Cursor 推奨
          ├─ コストを月$20に固定したい → Cursor Pro
          └─ Claude Code(CLI)で間に合ってる → どちらも不要な可能性

「VS Codeを捨てたくない」という動機だけでClineを選ぶのは合理的です。Cursorへの移行は設定・拡張のやり直しや新しいキーバインドへの慣れが必要で、実際の生産性コストが発生します。

Cursor Pro の本当の価値:Tab補完と定額コスト

Cursor が月$20を正当化できるのは主に2点です。

1. Tab補完(Cursor Tab)の存在

Cursorの高速Tab補完はClineにはありません。日常的に長時間コーディングする人にとって、Tab補完で得られるタイピング削減効果は体感できるレベルがあります。副業の限られた時間で開発速度を上げたい人には価値があります。

2. コストの予測可能性

APIコストは使い方次第で上下しますが、Cursor Proは月$20固定です。予算管理を重視する人、AIツール費用を副業収益から固定費として計上したい人には、定額制の安心感があります。

関連:

「で、どう稼ぐ?」——AI開発ツール費の回収という視点

ClineもCursorも、月$10〜30のコストがかかります。このコストを「経費」として副業収益で回収できる設計になっているか——これが長期的な判断軸です。

月¥5万の副業収入があれば、AI開発ツール費は収益の6〜12%以内。十分正当化できます。問題はAI開発ツールを使って何を作って売るかが決まっていないケースです。

「Clineがいいか、Cursorがいいか」より先に「このツールで月いくら回収するか」を設計することのほうが重要です。

関連:

まとめ:使用量と VS Code への愛着で決まる

判断軸ClineCursor Pro
VS Code 維持✗(別エディタ)
月20タスク以下◎($5〜15)△($20固定)
月30タスク以上△(コスト増)◎(定額)
Tab補完
コスト予測△(変動)◎(固定)
MCP 活用

結論の再掲: 週末副業ペース(月10〜20タスク)でVS Codeを維持したいならCline BYOKが合理的。毎日使うフルタイム個人開発者や、Tab補完を重視する人はCursor Proへ移行する価値があります。

どちらも試せる無料期間があります。まず1週間使ってみて、実際のAPIコストを確認するのが確実です。


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