メインコンテンツへスキップ
← 記事一覧に戻る
·道具·9 min read

Antigravity CLI の無料枠|1日のリクエスト上限と使うべき場面2026

Antigravity CLIGemini CLI無料枠AI開発ツール個人開発
Antigravity CLI の無料枠|1日のリクエスト上限と使うべき場面2026

「Antigravity CLI って無料枠あるって聞いたけど、実際何回使えるの?制限にすぐ引っかかる」——Gemini CLI から移行してきた人ほど、この疑問を持ちやすいです。

先に結論を言います。2026年6月時点の調査では、Antigravity CLI の無料枠はエージェントリクエスト1日あたり20回前後です。2025年11月のローンチ直後は250回/日だったものが、12月には約9割減になりました。「サブ機として軽いタスクだけ任せる」用途に限定して使うのが現実的で、主力には据えにくい制限です。

⚠️ この記事の数値は2026年6月14日時点の調査ベースです。Antigravity の無料枠は変更が繰り返されているため、申し込み前に公式(antigravity.google/pricing)で必ず最新値を確認してください。


この記事の前提(筆者の運用環境)

私は Claude Code Pro(月$20)を主力に、masatoman.net・recipe-ai・KOBO(LaunchKit)の3プロダクトを個人で回しています。Gemini CLI は無料の別視点用サブ機として使っていましたが、Gemini CLI 終了(2026年6月18日)を機に Antigravity CLI に差し替えました。主力の Claude Code は動かしておらず、サブ機の口だけ入れ替えた形です。


読者がよく詰まるポイント

「1日20回前後ってそんなに少ないの?」——実際に使い始めてすぐ制限に引っかかる人は多いです。原因の多くは、エージェントリクエストの「1回」の感覚が想像より重いことです。

Antigravity CLI のエージェントリクエスト1回は「1つの指示を投げて、複数ファイルを読んで・編集して・確認するまでのひとまとまり」です。コードの補完1行や質問への1回答ではなく、タスク単位でカウントされます。1日20回というのは「20タスクを任せられる」イメージです。


実際に起きたこと:無料枠の急縮小

Antigravity CLI の無料枠は、ローンチ以降に大きく変化しています。

時期無料枠(エージェントリクエスト)
2025年11月(ローンチ直後)約250回/日
2025年12月約20回/日前後に縮小(約9割減)
2026年6月以降(確認時点)1日20回前後で継続

縮小の背景は、無料ユーザーの急増によるインフラコストの圧迫です。Google は無料枠の持続可能性を判断しながら上限を調整しており、2025年末の急縮小はその典型です。無料枠を「安定したリソース」として主力ツールに組み込むのは危険で、今後も変更が続く可能性があります。

もう1つ注意点があります。Antigravity の無料枠は「20回/日」という明示的なカウンター制ではなく、**「約5時間ごとにリフレッシュするコンピュート予算」**で管理されているという情報もあります(公式の表記が揺れています)。実際の挙動は使いながら確認が必要です。


原因分析:なぜここまで削られたか

Antigravity は Google のエージェント型 IDE 戦略の中核で、無料ユーザーの囲い込みよりもPro / Ultra プランへの誘導が主目的です。ローンチ初期の250回/日は獲得フェーズの先行投資で、ユーザーが定着してきた段階で「無料枠で本当にカバーするか、課金させるか」の調整に入ったと見るのが自然です。

Gemini API(APIキー経由)の無料枠とは別物で、Gemini API はより寛大な制限が残っています(Gemini 2.5 Flash は1日1,500リクエスト前後)。対話型 CLI の無料枠はコストが高く、削られやすいという構造上の差があります。


判断軸:無料枠で足りるか、課金すべきか

サブ機として1日20タスクで十分な場合

  • 軽い調査・別モデルの視点が欲しい時だけ使う
  • 主力(Claude Code など)で解決できないケースに絞って投げる
  • 「1日に数回、壁打ち用に使う」程度

無料枠では足りない場合

  • Antigravity を主力にして常時エージェントを走らせたい
  • 1日に何十タスクも任せたい(大規模リファクタ、連続実行など)
  • 無料枠が枯渇するたびに待ち時間が発生して作業が止まる

後者なら、Pro($20/月)か従量課金($25で2,500クレジット)を検討します。ただし主力なら Claude Code / Cursor など専用コーディングエージェントを据えたほうが費用対効果は高いケースがほとんどです。

サブ機として Antigravity に切り替えてから、1日に使う回数は3〜5回前後に収まっています。「Claude Code では出てこなかった別の観点が欲しい時だけ投げる」という使い方なら、1日20回の無料枠は余るくらいです。逆に「無料だから何でも投げよう」とすると1日で枯渇します。目的を1つ決めておくことが、無料枠を長持ちさせる唯一のコツです。


今日やること(3つだけ)

  1. 公式(antigravity.google/pricing)で現在の無料枠を確認する。 この記事の数値は2026年6月の調査ベースで、変更されている可能性があります。
  2. 1日に何タスクを Antigravity に任せるかを1つ決める。 「1日20回前後」の枠内で使いきれる量かどうかを見積もります。
  3. 主力ツールの設計(CLAUDE.md・スケジュール実行)は触らない。 サブ機の差し替えと主力の組み直しは別問題です。

次に読む

Antigravity CLI の無料枠と始め方2026

インストールから初回セットアップまでの最短手順と、Gemini CLI 終了後の差し替え方

→

Gemini CLI が6/18に終了した — Antigravity CLI に移行して無料のAI開発環境を維持した手順メモ

移行の判断軸と料金比較。そもそも乗り換えるべきかから整理

→

AI開発ツール代を回収する戦略2026

月数千円のツール代を個人開発でどう回収するか

→

masatoman のメルマガ — 毎週月曜の朝に手紙を 1 通

masatoman.net の今週の記事 1 本を、読者目線で深掘りした手紙が毎週月曜 9:00 に届きます。「これ自分のことだ」が見つかる予告編。登録特典に「個人開発の収益化チェックリスト 15 項目」。

masatoman のメルマガ — 毎週月曜の朝に 1 通

masatoman.net で今週公開した記事の中から 1 本を、読者目線で深掘りした手紙が届きます。「自分も同じことやってる」「ここで詰まってた」が見つかる予告編。

シェア

コメント

投稿にはログインが必要です(メールアドレスのみ・パスワード不要)。入力内容は保持され、ログイン後そのまま投稿されます。